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2007年7月27日 (金)

すこし前の話になりますが、河合隼雄先生が亡くなりました。

私は河合先生のことを本当に尊敬しており、助けていただいたと思っています。もちろん直接お会いしたことはありませんでしたが、先生の著作を何度も繰り返し読みながら、たくさんのことを考えさせてもらいました。自分のこころまで疎ましく思うとき、先生のお話に逃げ込むことによって僅かな客観性を持ち帰り、いのちから逃げ出すことはすまいと長く構える気持ちが起こったものでした。偉いお医者や、強い社会人や、他人を忘れたひとびとに足を奪われるとき、先生の語り口はすぐ側に柔らかく、人にはみな自己治癒力があると言い聞かせてくれたのでした。先生と同時代に生きていられたことに感謝します。そしてそのことは、私の子供も孫も先生と共に生きられることになると信じています。これからも先生に教えていただくことはたくさんあるでしょう。いつの日も先生とご家族に温かなあかりがともりますよう。ご冥福をお祈り申し上げます。


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